戦闘妖精・雪風 全5話
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戦闘妖精・雪風
南極に出現した超空間通路から侵攻してきた謎の異星体JAM(ジャム)。人類はその先鋒を撃退し、逆に超空間通路の向こう側にある惑星フェアリィに橋頭堡となる基地を築いてジャムの侵攻を食い止めていた。
設立初期には選び抜かれた精鋭によって構成されていたフェアリィ空軍 (FAF) であったが、長引く消耗戦でのエリートの損失を嫌った各国は犯罪者の中から才能を持つものを選抜して訓練を施して送り込むようになり、次第に「刑務所別館」との様相を呈するようになっていった。そのような問題のある人間の集団である FAF の中でも、たとえ味方を見捨ててでも敵の情報を持ち帰る事を義務づけられた特殊戦第5飛行隊、通称『ブーメラン戦隊』には、他者に関心を持つことのない「特殊な」人間ばかりが集められていた。彼らに与えられた最強の翼こそ、風の妖精の名を持つ戦闘機シルフィードを改良した戦術戦闘電子偵察機スーパーシルフであった。シルフには極めて高度な中枢制御体が搭載されており、完全自律制御による高度な戦術判断や戦闘機動を可能としていた。その3番機 (B-503)、パーソナルネーム「雪風」のパイロット・深井零中尉は、雪風を自らの半身として偏愛し、雪風以外のあらゆるものを「関係ない」と切り捨てるまでに雪風が全てと信じていた。
しかし、ジャムと戦う雪風は、その目的を果たすためには搭乗する人間の身の安全など省みず、限界を超えた急機動、搭乗員放出すらやってのける。「ジャムと戦うのは機械知性のみ、人間など邪魔だ」と言わんばかりの雪風の姿勢に、零は喪失感を味わう。この戦争に、人間は必要なのか?
戦闘妖精・雪風 1
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戦闘妖精・雪風 全5話の続き
あ行